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マウンテンバイク、山歩き、キャンプ、エクストレイル


by hisashi

180701西伊豆


安曇野のモンベルで10万円台の値札が目に留まって、あれ?思ってたより安いやん!と思ったのが始まり。けどそいつは小型で、調べていくうちにだんだん大きくなっていった(何商法?)。彼女も四万十川で遊んで以来、カヌーが楽しいと言うから、じゃあ2人乗りだな。1人の時は荷物も積めるし、実家のカヌーとも差別化できて無駄がない。なんて後付けの"買う意味"を積み上げていく。。。
去年は一旦思いとどまった。やっぱりレンタルでいいかもと思って。けどカヤックだけ貸して、自由に行動していいよなんていうレンタルプランはなかなかないみたいで、借りても団体行動とか決められた狭いエリア、前々から予約しておいても当日の天気はシビアだし。なら借りる意味もない…。と言うわけで2年目の物欲は止められなかった。 買うと決まったら早い方がいい、週末見に行こう(笑)。ギリギリまで色に悩んで、いや赤は俺っぽくない、でも車と同じ色では馬鹿にされる、曇りの日、きれいな水、いろんなシーンを想像した結果赤に帰ってきた。
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千葉蘇我の店まで現物を見に行き、店長に話を聞いているとまた艇が大きくなっていく。430に決めていたのに、海で使うなら460だという。同じ幅なのにたった30長いだけでロール方向の安定感がそんなに変わるんかいな、と聞くと「いや水面に浮かぶ面積が…」と言う。(ぐぬぬ、二乗で効いてくるとでも言うのか?、雰囲気は分かる気がする… 確かに大きい方がカッコいいし…) 考えながら430艇に座ってみると、足先の空間がゲキせま!!こりゃいかん!っと密かに460内定。
あとはパドルにライフジャケットだ。「予定より大きい艇になってしまったから値引きしてくれ」などと売り手にはなんのメリットもない自己都合を押し付ける(笑)店構えもデカいからいうだけ言ってみよう、なんならコッチは値上げされたって買うのを我慢できないからな!(笑)
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ついに買ってしまいましたね〜、どうせ買うならもっと早く買えばよかった。
フォールディングカヤック。折りたたみカヤックという事で、アパート住まいの僕にはコレしかない。…なんて、他にもあるか、ゴムボート式のカヌーとか。
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***
前日6月30日はふじてんでダウンヒルごっこして、帰って夜中に荷物を積み替え、当日は3時起きの予定。…だったのに、
目を覚ましたのは4時15分…
あかーーーーん!!目覚ましかけ忘れてた!
これはもういつもならふて寝するところ、前回6/24の本栖湖も寝坊して(朝天気が悪くて二度寝した)、遅れて行ったらなんとか本栖湖精進湖と乗れたこともあって、今回も諦めたらいかんと頑張って支度して彼女を迎えに。
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ちょっと踏んだよね、高速。(笑)
西伊豆は大田子をゴールにする予定だったんで、まずはそこに自転車を置いていく。この辺りは某トレイルツアーや某キャンプツアーで少し土地勘があるから。あの島の洞窟を漕いだら、この浜に上がってゴール。と言うスンポーさ
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7時頃に到着したスタート地点は、有名な堂ヶ島のところ(加山雄三ミュージアム隣接)で、乗浜海岸でカヌーを組み立て、例の公園の駐車場に車を停めてきて、遊覧船の営業時間20分前にギリギリ出航!
…ところが!空荷の遊覧船が我々の行く手を阻むではないか!!くそぅっ!始業点検かっ!これはノーマークだった…
けれど船長は、洞窟の入り口で船に進路を譲った僕らに手を上げてくれた。これはいい反応だ、待ってればイケるな!と言うわけで洞窟前で3〜4分待機。点検が終わって出てきた船長さんはまた手を上げてくれた。行くぜ〜!
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事前の調べによると、カヤックもしばしば煙たがられる傾向があるらしい。漁船や遊覧船から見れば、邪魔であろう事は想像がつく… マウンテンバイクといいカヤックといい、肩身の狭い趣味だな。(笑)
…「初めて来たんで…」なんてセリフが脳裏をよぎった。
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この辺りは洞窟や洞門がめちゃいっぱいあって、洞門の向こうの洞門のそのまた奥に灯台が見えたりするくらいアナだらけ。狭くてビビるし、暗くてビビる。風はないけどうねりが残ってて、波打ち際は危険な水しぶきが上がっていた。。無理は禁物。穏やかなツーリングに徹した(笑)
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子供の頃から連れて行ってもらってたキス釣りは、深江の湾内だったし、深江の湾から出るようになったのもここ2〜3年のこと。それまで外海(そとうみ)の危険性も知らなかったけど、今年の春に南伊豆でカヤックの海難死亡事故があっている。4人のうち2人がツーリングから戻らなかった後に、遺体で上がったと言う… これは人ごとではない。今回僕らが漕いだところも、すぐ隣のエリアだし、なにより、先日知り合って釣りに行った友人がこの事故の当事者だったから。。
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彼女を連れて行くとあって、責任は重大。10日前から天気図や、天候記録、天気予報を注視していた(仕事しろ)。出航の可否は最後の目視だけど、風向きの変化予想は重要だと思う。浮島沖に白波が立っていたらスタート地点へ引き返すことも想定していた(今思うと、遊覧船が航行するので引き返しにくいスタート地点設定だった…反省。)。
洞窟でワーキャー。下に岩ない!?右右!もっと左漕いで!とか、共同作業はケンカのタネなので注意が必要。(笑)
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海況は悪くなく、いたって順調。浮島沖は難易度が高いと雑誌に書いてあった(カヤックの難易度って何?)し、洞窟めぐりをしていたら、陸路が見えたので無理せずポーテージ(と言うらしい?)。 ちょうど中間地点なので、陸に上がって足を延ばすことにした。難易度が高いってのは多分、遠浅になってて波が立ちやすいとか、そう言うことやないかな。
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ごろた石の浜に上がって、補給食。カヌーの写真を撮ればよかったけど、忘れてた。風が強くなる前に田子の湾に入りたいという焦りが少なからずあった。もともとせっかちな性分なところも悔やまれる。(笑)本当はもっとのんびりしたいけど、知らない海だから今回は仕方ない…という事に。する。
再び出航。ごろた石で船底を引っかいた…! あーあ、やっちゃった… まぁこのくらいじゃ破れないっしょ。。痛いけど…破れたらパッチを貼るシステム、パンク修理みたいなもん。
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ここから船旅はフィナーレを迎える。某キャンプツアーで体験したエメラルドグリーンの洞窟を彼女に見せてやりたくて西伊豆に来たも同然。カメラを構えて洞窟入り〜〜!! ……おお〜〜。 。。 なんかしらんけどあの時ほどの輝きはなかった… こんなに天気も良くて、光も入るのに?なんで?? …これは推測だけど、"あの時"よりも潮位が低かったんだと思う… 洞窟に入る光のうち、水中からの光量と、空中からの光量のバランスが違ってしまったんじゃなかろうかな。。
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うーん、最高に綺麗なはずだったのに!あの時はかなり運がよかっただけちゅうことやな。仕方ない、また来るか。
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最後のトンネルをくぐれば、湾内の穏やかな雰囲気に変わり、南側なので日が当たって島の斜面も綺麗に見えた。浅く白い海底が、綺麗なエメラルドグリーンを演出している。外海からのウネリもなく、鳥が鳴いて、近くの岩岩が音もなくゆったりと流れていく、青い小魚がちろちろ泳いでいた。楽園かよ。そう思った瞬間、11時の方向10m先の水中から大きな黒い影が顔を出した! …顔だ!!(ヒトである)
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※田子のあたりはシュノーケリングスポットとして人気らしい。
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なに?折り畳みじゃないのかって?積むのが趣味なんで(笑)ポイントを変えながら漕ぎ出せるのもいいやん?(この日は帰るだけ)
※この日は堂ヶ島の清流という旅館の日帰り湯を利用。12時から営業で実質貸切り。
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次は?

by knctmrc | 2018-07-13 06:43 | カヤック